多機能3Dスキャナシステム「EinScan（イン・スキャン）」
SHINING 3D社のEinScanシリーズは、簡単な操作で表現力の高いデータを取得できるコストパフォーマンスの高い3Dスキャンシステムです。
幅広いサイズの対象物に対応でき用途が広がります。カラーモード（オプション）も用意されており、3Dプリンタでの造形や、リバースエンジニアリングへの利用、操作も簡単なため、初めて3Dスキャナを使用する方にも最適です。
本製品は2シリーズに分類され、リバースエンジニアリング向けのパック製品も用意されています。
EinScan Pro2X シリーズ
卓上/手持ちなど様々な形態で使えるプロ仕様スキャナ
EinScan Sシリーズ
コンパクトな卓上専用スキャナ
リバースエンジニアリングコンボパック
フリーモードでのスキャンイメージ
HDモード（ハンディ）でのスキャンイメージ
多機能3Dスキャナシステム「EinScan（イン・スキャン）」
Pro2X シリーズ
ニーズに合わせて4方式を選択できるプロ仕様3Dスキャナで、Pro2XとPro2X Plusの2機種があります。
ハンディで使用する場合、Pro2Plusの方が一度にスキャンできる範囲が広いため、スキャン速度が速くなります。
大きな物を高精度にスキャン（マーカー使用、カラー取得不可）
・スピードモード（ハンディ）
大きなものをより早くスキャン（マーカー不要）
・オートモード（固定）
ターンテーブルを利用する自動スキャン
・フリースキャン（固定）
ターンテーブルに乗らないサイズのスキャン
仕様表
| EinScan-Pro2X | EinScan-Pro2X Plus | |
|---|---|---|
| スキャンモード | ・HDスキャン(ハンディ) ・スピードスキャン(ハンディ) ・オートスキャン（固定） ・フリースキャン（固定） |
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| スキャン精度 | 0.04～0.1mm | |
| シングルスキャン範囲 | 135×100-225×170㎜ | 208×136-312×204㎜ |
| 光源 | 白色LED | |
| スキャンサイズ | 50～4,000mm | |
| カラースキャン | 可(オプション） | |
| 出力データフォーマット | STL、OBJ、ASC、PLY、3MF、P3 | |
| スキャナ重量 | 1.13kg | |
| ターンテーブル耐荷重 | 5kg | |
| 推奨ＰＣスペック | ・ＯＳ：Windows7以上、64bit ・グラフィック：GeForce GTX770 4GB以上 ・CPU：Core i7以上 ・メモリ：16GB ・USB:3.0 |
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| オプション品 | ・カラーモジュール ・ターンテーブル&三脚 ・HD PrimePack（Pro 2XPlusのみ対応） |
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多機能3Dスキャナシステム「EinScan（イン・スキャン）」Sシリーズ
コンパクトな卓上専用スキャナで、SEとSPの2機種があります。
SPの方が高精度でより早くスキャンすることができます。
ターンテーブルを利用する自動スキャン
・フリースキャン（固定）
ターンテーブルに乗らないサイズのスキャン
仕様表
| EinScan-SP | EinScan-SE | |
|---|---|---|
| スキャンモード | ・オートスキャン（固定） ・フリースキャン（固定） |
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| スキャン精度 | 0.03mm | 0.1mm |
| 最小スキャンサイズ | 30×30×30mm | |
| 最大スキャンサイズ | □ 700mm （オートスキャンは□ 200mm） |
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| 光源 | 白色LED | |
| カラースキャン | 可(オプション） | |
| 出力データフォーマット | STL、OBJ、ASC、PLY、3MF | |
| スキャナ重量 | 2.5kg | |
| ターンテーブル耐荷重 | 5kg | |
| 推奨ＰＣスペック | ・ＯＳ：Windows7以上、64bit ・グラフィックボード：NVIDIA GTX660以上 ・ビデオメモリ：2GB以上 ・CPU：Core i7以上 ・メインメモリ：8GB以上 ・USBポート:1個以上 |
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多機能3Dスキャナシステム「EinScan（イン・スキャン）」
リバースエンジニアリングコンボパック
・EinScanPro2X もしくは Pro2X Plus
・3DSystems社 リバースエンジニアリング用ソフトウェア「Geomagic Essentials」
・Siemens社 3DCAD「Solid Edge 」
リバースエンジニアリング用のオールインワンソリューションを「リバースエンジニアリング パック」として提供しております。
- 低価格のプロ仕様3Dスキャナ「EinScan Pro 2X」および「EinScan Pro 2X」
- リバース用ソフトウェア「Geomgaic Essentials（ジオマジック・エッセンシャルズ）」
- ミドルレンジ3DCAD「Solid Edge（ソリッドエッジ）」
高品質の3Dデータを取得し、3DCADデータに変換し、加工編集するというリバースエンジニアリングの作業を行えるシステムです。
- Geomagic Essentialsは、強力なリバース用ソフトウェアです。スキャンデータを3DCADで編集できるように処理し、Nurbsサーフェスを生成します。これにより、3DCADによるリバースエンジニアリングが可能です。
- Solid Edgeは、リバースエンジニアリング、ジェネレーティブデザイン、シミュレーションと様々な機能が１つのプラットフォームに統合された高機能3DCADです。
Ein-Scan/Form 3+ 国内事例
Netflixドラマ「Followers」CMカット作成
Netflix株式会社が配信している「『Followers』60秒CM ＃あたらしい女たち篇」の作成に用いられる小林ハル様のミニチュア像を製作する支援をおこないました。
故人である小林ハル様を再現するため、別のモデルの方を「EinScan Pro2X Plus」 でスキャンし、CGソフトで小林ハル様に似せる加工を施し、3Dプリンタ「Form3+」でミニチュア像を造形いたしました。
＜プロジェクトの流れ＞
① モデルの方をEinScan Pro2X Plusでスキャン
- EinScan Pro2Xシリーズは、従来機種に比べてさらにスキャンスピードが速くなり、人間のスキャンに非常に適しています。
- スキャンにかかった要時間は20分程度、スキャン対象の方へ最小限の負担で、細かいシワまで詳細にスキャンが可能です。
EinScan Pro2X Plusでの撮影雰囲気
EinScan Pro2X Plusでの撮影時のソフトウェアイメージ
② 3Dスキャンで取得した3Dデータを修正加工
- EinScanを含む光投影法のスキャナーは、黒色、細すぎるもの、入り組んでいる部分のスキャンが難しいです。そのため、服の入り組んだところや、髪の毛、スキャナーから見えない部分はソフトウェアで修正加工作業を行います。
- 台座を作成し、マテリアルを実部にあわせるため金色に変更します。何度か確認を取り、データ修正は完了です。
③ 3Dプリンタ「Form3+」で出力
- 修正加工された3Dデータを3Dプリンタ「Form3+」で出力いたしました。造形完了後、洗浄およびサポート除去を行います。
- 塗装をして完成です。
