大型造形向け3Dプリンタ MassivitシリーズMassivit
大きい物を早く造形するー 3DプリンタMassivit(マシビット)は、これまでにないまったく新しいコンセプトの3Dプリンタです。
新しいコンセプトを実現したのはGDP(Gel Dispensing Printing)テクノロジー。ジェル状の紫外線硬化樹脂を線状に押出し、紫外線により瞬時に硬化させ積層します。この技術により、積層厚を大きくし、早く大型の形状を作り上げることができます。
大型モックアップ、ディスプレイ/装飾展示など幅広い用途で利用されてきましたが、自動車/建材などの大型部品の試作への展開に期待されています。
紹介動画 Movie
製品仕様Spec
本体サイズ W3000×D2200×H2600mm 2500㎏ W3100×D2200×H2800mm 2500㎏ 電気容量 三相(3+N+G)380 – 400V(±10%) 32A 50/60Hz 三相(3+N+G)380 – 400V(±10%) 32A 50/60Hz ヘッド 1 1 or 2 造形サイズ W1170×D1450×H1500mm W1170×D1500×H1800mm 積層速度 30cm/時間 35cm/時間機種 | Massivit 1500 | Massivit 1800 |
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本体サイズ | W3000×D2200×H2600mm 2500㎏ | W3100×D2200×H2800mm 2500㎏ |
電気容量 | 三相(3+N+G)380 – 400V(±10%) 32A 50/60Hz | 三相(3+N+G)380 – 400V(±10%) 32A 50/60Hz |
ヘッド | 1 | 1 or 2 |
造形サイズ | W1170×D1450×H1500mm | W1170×D1500×H1800mm |
積層速度 | 30cm/時間 | 35cm/時間 |
Massivitの特徴
Massivitの特徴は、なんといっても大型で高速造形!
FRPや切削工法とは異なり、デジタルデータをすぐに立体物として出力できるため、造形時間が早いだけではなく、製作期間の短縮を期待できます。
一度に造形できる大きさでも、分割して造形したモデルを接合する方が、効率的なケースもあります。また、内部は中空構造になるため、軽量することもできます。
造形例 | |
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高さ:160cm 造形時間: 4時間27分 材料消費量: 4.5kg |
造形例 | |
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高さ:125cm 造形時間: 11時間 材料消費量: 16kg |
Massivit造形サンプル
Massivitで造形されたモデルは、仕上げ加工をすることでよりその価値を高めることができます。また、半透明の材料の為、内部にLEDを仕込んでライティングディスプレイにも利用できます。
仕上げ加工例
分割造形後の部品同士の接合、補強(裏打ち)、表面処理、塗装、骨組み追加など
自動車用バンパー製作事例
Massivitで造形されたバンパーを、自動車用のパテ・研磨・塗装を実施(向かって右側のみ)した例です。
Massivitの可能性
Massivitシリーズの開発元であるMassivit 3D Printing Technologies Ltd.は、イスラエルに本社を構え、大型3Dプリント技術のパイオニアです。海外の広告/エンターテイメント業界を中心とした大型3Dプリンティング技術で飛躍的に成長しています。
今後は日本国内においても事例が増え、工業分野での利用の可能性も高まっています。