Raise Pro2シリーズの特徴
- 造形エリアと高精度
- 可動式デュアルヘッドによる印刷精度の向上
- 大型造形も可能な卓上設置型
- 停電時の電力損失からの復帰機能

Raise 3D Pro2シリーズ紹介動画
造形エリアと高精度

造形時間が長いほど、機械の造形安定性に対する要求が厳しくなりますが、Raise3D Pro2シリーズはZ軸6本、X/Y軸にボールネジ及びボールブッシュを採用しているため、大型で200時間を超える造形も安定して造形できます
可動式デュアルヘッドによる造形速度の向上(Pro2シリーズのみ対応)
可動式になったことで造形中に2つのヘッドが1.5mm昇降することにより、造形の失敗が少なくなり、誰でも簡単にデュアルでの造形を行うことができるようになりました。より安定、スピーディに造形することが可能です。
デュアルヘッドを使うことで、2色での造形や、サポート材として水に溶ける水溶性フィラメントでの造形も行うことができます。
さらに専用のサポート材を使うことによって、サポート材と造形物との接着面をより綺麗に造形できます。

融点が同じであれば2色造形も可能

可動式デュアルヘッド
大型造形も可能な卓上設置型
コンパクトな一体型筐体【616x590x760mm】で卓上設置ができます。操作用 PCとWiFiで簡単接続、家庭用電源でも造形することができます。
※サイズは『Pro2』の場合
停電時の電力損失からの復帰機能
停電などにより電源が落ちたとしても、バッテリバックアップなどにより動き続けることができます。
これにより、瞬間的に途中経過を保存し、再開後も続けて造形ができます。
Raise E2シリーズの特徴
Raise3Dの特長である高性能デュアルヘッドに加え、プリント安定性を実現するためのさまざまな新機能が搭載されました。
- 独立デュアルヘッド搭載(E2シリーズのみ)
- 複製モードとミラーモードの搭載
- 自動ベッドレベリング
- セーフティ機能搭載

Raise E2 紹介動画
独立デュアルヘッドによる複製モードとミラーモードによる新しい使い方

Raise3D E2ではミラーモードと複製モードが可能になりました。それぞれ独立したヘッドとして使用することで生産能力を2倍に高めることができます。
ミラーモードでは造形モデルを反転させて作ることができます。
複製モードでは、サポート材フィラメントの使用や混合マテリアルに加え、1度に最大4パターンまで造形可能です。
自動ベッドレベリング

造形開始前に自動でプラットフォームの水平を認識、造形可能な水平が取れるまでノズルとプラットフォームの間隔を調整します。計測結果が画像で表示されるため、目視による確認が可能になります。E2のプラットフォームはZ方向の移動が無く、常に安定した水平をキープします。
また、自動レベリング機能では、造形エリアに分けて分析。ノズルとベッドの間を適切な状態に維持します。これによりノズルとビルドプラットフォームがどのエリアでも均一になり、印刷品質を向上させます。
セーフティ機能搭載
造形中にドアが開くと印刷が自動的に一時停止します。使用中の安全が確保されます。
Raise 3D Pro2シリーズ、E2 簡易スペック表
型式 | Pro2 | Pro2 PLUS | E2 |
---|---|---|---|
造形方式 | FFF(熱溶解フィラメント方式) | ||
造形エリア | 305×305×300 mm | 305×305×605 mm | 330×240×240 mm |
本体サイズ | 616×590×760 mm | 616×590×1112 mm | 607×596×465 mm |
フィラメント直径 | 1.75mm | ||
積層ピッチ | 0.01~0.65mm | ||
最大ビルドプレート温度 | 110°C | ||
ノズル直径 | 0.2/0.4/0.6/0.8/1.0 mm | ||
最大ノズル温度 | 300°C | ||
接続 | Wi-Fi、LAN、USBポート | ||
スライシングソフトウェア | ideaMaker |
多彩なフィラメントに対応

Raise3D Pro2、E2 共に、多彩なパラメーター設定が可能であり(オープンフィラメントシステム)さまざまなフィラメント材料に対応しています。
また、ソフトウェアに各フィラメントのデフォルト設定がされておりますので、簡単に設定することが可能です。
初めての人にも使いやすいRaise3Dプリンター及び高機能ソフトウェア

Raise3Dは業界初のタッチパネル対応7インチ液晶ディスプレイを搭載し、ワンタッチでの造形が可能になりました。
また、フィラメントの挿入/除去、プリント中の温度調整も可能となりました。
停電が起きても作業を一時中断し、回復後中断した箇所から再開可能。
低騒音:造形中の騒音は50dB以下に抑えることで、静かな造形を実現しました。
ソフトウェアは「ideaMaker」を採用しています。サポート部分が自動的に生成、難しいデータでも簡単にスライスすることができ、複雑なプリントを可能にします。
Raise3Dプリンターの活用

Raise3Dプリンターは大きな造形エリア、多種のフィラメント(オープンフィラメントも含む)が使用可能であり、組み立てが必要な大きなモデル、パーツごとに違う素材など、様々な場面にも対応することができます。
3Dプリンターで造形後にレーザーマーキングを行うことで、出力品に印字やQRコードを付与し、出力時の情報、製品管理など利用用途を大きく拡大することも可能です。