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FUSE1で作った造形物の染色

染色のメリット・デメリット

SLS造形の造形物は多孔品となる為着物と同じ様に染色が可能です、染色は造形物自体と染料が結合して染まる為表面に色を広げる塗装と比べると傷に強く塗膜割れが起こらないというメリットがあります。

また、SLAの造形物も染色が可能で、クリア素材等であれば自由な色に染める事が可能です。

デメリットとしては染められる色が造形物自体の色に影響を受ける為彩色が難しい点があります、特にFUSE1の造形物はグレー系の為に染める色は暗い色となります。

染色の方法

まず必要な器具としてはガスコンロと鍋かフライパンになります。

染色の方法は基本的に染料容器に書いてある通りの方法となります、おおよその染料は60度程度のお湯に適量染料を混ぜて15分ムラなく浸し続ける方法となります。色の濃さはこの浸す時間により変わり、長ければ長い程濃く染まります。

染色後の比較

染色後は画像の様になります、この染色ではSDNの染料を使用しています。

左のグレーがFUSEで出したままの造形物、右の小豆色が染色後の造形物です。

染料は赤色でしたがFUSEのパウダーの濃さが相まって小豆色になりました。

塗装ではなく染色を行う理由

正直なところ、多くの場合では塗装によって色を付ける場合が殆どかと思います。

しかしながら、普通の塗装では塗料が造形物に染み込んでしまったりして定着しない等の問題を始めとして、細かい部分に塗装する事が難しい点や色のムラや塗膜剥がれや物性が低下する可能性等が考えられます。

そういった塗装では手が届きにくい要素に対抗できる手段として、染色は優位に立っているとも言えます。

 

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